善教寺は文禄元年(1592)、念秀法師によって開基された浄土真宗本願寺派の寺院で す。初代の念秀は、元は武士であったと伝えられています。寺は世襲によって継がれ、 現住職・赤井秀顕は、念秀より数えて14代目になります。
当寺は400年以上の長きにわたって、西宮は鳴尾の地で、地域の方々と共に歩みを運ん できましたが、去る平成7年(1995)、阪神・淡路大震災によって被災。鳴尾地区で戦 災を逃れた唯一の寺院でしたが、明和年間(1764~1771)に改修されたと伝えられる 本堂、並びに鐘楼・山門は全壊しました。
その後、平成22年(2010)より、本堂再建、納骨堂建立を中心とした善教寺の伽藍総 合復興整備計画に着手。
この復興計画は、世界的な建築家であります安藤忠雄建築研究所の安藤忠雄氏に設計を 依頼。現在、安藤氏の設計協力をいただきながら、計画が進行中です。
寺院活動は、日々の参詣は勿論のこと、講師を招いての各種法座や、研修会を開催して います。また仏教壮年会・婦人会を組織し、仏教音楽コーラスや各種イベントを企画し て、様々な地域活動も行っています。
なお昭和30年(1955)に境内地で創設した「西浜保育園」は、現在は「幼保連携型 こども園
パドマ・ナーサリースクール」と改称し、高須町2丁目のレインボータウンにて乳幼児保育を行っています。 |